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日本にいながら海外の大学で学べるピープル大学。授業料無料ってホント?

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このサイトでは極力通学をする必要がなく学費の安い通信制大学の紹介をしていますが、このような大学がアメリカにもありました。

それが、ピープル大学(通称UoPeople)です!

世界のどこに住んでいても授業が受けられる完全通信制大学で、授業料はなんと無料?!

本記事では、魅力あふれるピープル大学について調べた結果をまとめています。

記事内のカリキュラム内容や評価料などは、調査段階である2023年2月現在のものです。今後変化する可能性がありますので、最新の情報は以下のピープル大学公式ページにて取得してください。

University of the People

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ピープル大学の概要

ピープル大学の正式名称は、University of the People。略してUoPeopleとも呼ばれます。

ピープル大学は、アメリカの非営利大学です。スタッフが働いているオフィスはカリフォルニア州のパサデナにありますが、授業自体はオンラインで完結しているので物理的なキャンパスは存在しません。

ピープル大学は、イスラエル人のシャイ・レシェフ氏によって作られました。経済的な問題や地理的、政治的な制約を抱えて高等教育を受けられない人への教育支援を目的としています。

私たちのビジョン

UoPeople は、経済的、地理的、政治的、および個人的な状況に関係なく、すべての資格のある高校卒業生が高等教育を受けることができる世界を想定しています。

引用元:https://www.uopeople.edu/about/uopeople/mission-values/

このような理念が背景にあるため、ピープル大学の授業料は無料です(総費用については後述します)。運営には数多くのボランティアスタッフがかかわっているとのこと。

またピープル大学は世界中のどこからでも授業が受けられるよう、完全オンラインで受講できる点も特徴です。つまり日本に住んでいてもピープル大学に入学し、勉強をすることが可能なのです。

ピープル大学で学べること

ピープル大学には4つの課程があります。

  • Associate’s Degree
  • Bachelor’s Degree
  • Master’s Degree
  • Non-Degree Programs

それぞれの課程で学べることを紹介します。

Associate’s Degree

Associate’s Degreeは日本語では準学士号のこと。学習期間は2年間で、日本でいえば短大課程となります。

Associate’s Degreeには以下の3つの分野があります。

・経営科学:会計やマクロ経済学などビジネス分野を学べます。

・コンピュータサイエンス:コンピュータプログラミングやハードウェア、ソフトウェアについて学べます。

・健康科学:心と体の両面から人の健康を支える科学について学べます。生物学や解剖学、公衆衛生学のほか、心理学についても学習します。

Bachelor’s Degree

Bachelor’s Degreeとは、日本語では学士号のこと。学習期間は4年間で、日本でいう大学課程に当たります。

Associate’s Degreeと同じ3つの分野について学べますが、公式ページを見るとよりキャリアアップを狙う人向けに学習内容が専門的になっているのが分かります。

・経営科学:会計、経営、マーケティングなどのビジネス分野について専門的に学べます。リーダーシップや管理スキルについての学習も含まれます。

・コンピュータサイエンス:デバックやコーディング、テストなどの実践、設計プロジェクトの管理について学びます。数学を使った課題解決の方法なども学習内容に入っています。

・健康科学:心と体の健康を守る知識について学びます。チームビルディングスキルやプロジェクトをリードするための学習もできます。

Master’s Degree

Master’s Degreeは、日本語では修士号のこと。日本でいう大学院修士に当たる課程です。学習期間は各分野によって違います。

・経営科学:ビジネス経営とリーダーシップ、両面の知識を伸ばす課程です。グローバルな世界での経営を視野に入れ、異文化への意識を高めることなどを目標にしている点が特徴的です。学習期間は15ヶ月です。

・情報技術:コンピュータの設計だけでなく、システムへの評価力を身に着けることも目標になります。技術分野のキャリアアップを目指す人にとっては魅力的なのではないでしょうか。学習期間は12か月です。

・教育:教師としてのキャリアアップを目指せる分野です。生徒のニーズを把握して発達に適した学習カリキュラムを作成したり、教室環境を整えたりするためのスキルを学びます。学習期間は12か月です。

Non-Degree Programs

Non-Degree Programsは文字通り学位をとるための課程ではありませんが、1年以内の期間で専門知識を学べます。例えばAssociate’s Degreeの経営管理は20コースありますが、Non-Degree Programsの経営管理は3コースしかありません。

勉強にさける時間や費用があまりないという人は、比較的負担の軽いNon-Degree Programsを受講してみてはどうでしょうか。

Non-Degree Programsには、以下の分野があります。

  • 経営管理
  • コンピュータサイエンス
  • 健康科学
  • 第二言語としての英語(ESL)

第二言語としての英語(ESL)では、大学で使うアカデミックな英語を学べます。ピープル大学に入学するには英語スキルの証明が必要なのですが、もしそれができないときはESLを受講するという手もあります。詳しくは、「入学するための英語力ってどのぐらい必要?」を見てください。

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【ピープル大学の学費】0円で大学を卒業できるって本当?

難しい・難易度

ピープル大学の授業料は無料です。ただし、完全に0円で大学を卒業できるというわけではありません。

まず、入学に際して出願料が60ドル(第二言語としての英語コースの場合のみ100ドル)発生します。

また、完了したコースの評価に対して料金がかかります。

必要なコースの数

  • 準学士(経営管理、コンピューター サイエンス、健康科学):20
  • 学士(経営管理とコンピュータ サイエンス):40
  • 学士(健康科学):39
  • 修士(経営管理):12
  • 修士(教育):約 13

コースごとの評価料

  • 学部課程のコース/第2言語としての英語コース:120ドル
  • 大学院課程のコース:300ドル
  • 認定コース(Non-Degree Programs):200ドル

公式ホームページでは、卒業までに必要な各課程の総費用を以下のように説明しています。

・Associate Degree: $2,460
・Bachelor’s Degree: $4,860
・MBA: $3,660
・M.Ed.: $3,960
・MSIT: $3,660

引用元:https://www.uopeople.edu/tuition-free/processing-fees/
※MBA(経営学修士)

2023年2月27日の為替レート(1ドル約136円)をもとに日本円に換算すると、以下の料金になります。

Associate Degree(準学士号): $2,460=33万4560円
Bachelor’s Degree(学士号): $4,860=66万960円
MBA(経営学修士): $3,660=49万7760円
M.Ed(教育学修士): $3,960=53万8560円
MSIT(情報技術学の修士): $3,660=49万7760円

大体50万前後の学費となることがわかります。

試験監督を用意するための費用

公式ホームページの費用一覧には含まれていないものに、試験監督を用意するための費用があります。

ピープル大学では「PROCTORED EXAMS(監督付き試験)」というものがあります。この試験を受けるためには、学生は自分で試験監督を用意しなくてはなりません。試験は大学内や会場で行われることがないため、不正行為をしていないか監督する人物が必要になるのです。

しかし、生徒の関係者は試験監督になることは禁止されています。またピープル大学の学生同士で試験監督を務めるわけにもいきません。

試験に不正が無いようにするためには当然の条件ではあるでしょう。しかし、この条件下で自力で試験監督を見つけるのはとても困難です。そんなときは試験監督を用意するためのProctorUというサービスを利用することが可能です。このサービスは有料なので、試験を受けるだけ監督費用が掛かってきます。

以下の関連ページでは、監督付き試験が必要なコースについて説明されています。学費予算を立てる参考にしてください。

関連ページ:PROCTORED EXAMS

⇒通信制大学の学費一覧、おすすめイチバン安いのは?

料金の支払い方法

学費無料

評価料などの支払いに使える方法は以下の通りです。

  • クレジットカードもしくはデビットカード(VISA、MasterCard、Discover 、American Express)
  • Western Union(国際送金サービス)
  • Western Union Global Pay
  • PayPal
  • Cashier’s check(小切手の一種)
  • 暗号通貨(Bitcoin、Ethereum)

なお、料金は前払いではなく都度払いです。

奨学金制度がある

ピープル大学で学ぶための費用は、日本の大学に比べると非常に安いです。そうはいってもまとまった額のお金が必要になりますので、用意するのが厳しいという場合もあるでしょう。そのような人のために、奨学金制度も用意されています。

奨学金は評価料の支払いに充てることが可能です。10の評価料が上限となりますが、それ以上に援助が必要な場合は、再度申請することが可能です。

入学要件について

ピープル大学、落ちた

ピープル大学へ入学するための要件(学部入学)は、以下の3つです。入学要件を満たしている場合は、オンラインで入学手続きが可能です。

  • 16歳以上であること
  • 高校を卒業していること
  • 英語で学習できること(※)

※アラビア語で学習する場合は、英語能力の証明は必要ありません。アラビア語版のピープル大学があるからです。

入学するための英語力ってどのぐらい必要?

これからピープル大学に入学しようかどうか迷っている人にとって、英語力がどれぐらい必要なのかはとても気になるところですよね。

前述したように、入学要件には「英語で学習できること」という項目があります。その基準は以下のようになっています。

  • 認定された英語圏の教育機関を卒業している
  • 以下の英語のテストで英語スキルの高さを証明できる

4 Skill Michigan English test (MET)
– Accuplacer
– CEFR
– Duolingo
Michigan Examination for the Certificate of Competency in English (ECCE)
– EIKEN
– IELTS
– PTE
– TOEFL IBT
– TOEFL PBT

引用元:https://www.uopeople.edu/become-student/admissions/english-proficiency/

英検の最低基準は準1級となります。各試験の判定基準については、こちらのリンクをご覧ください。

なお、今までこれらの試験を受けたことがない場合は、入学申請時にDuolingoのテストを受けて基準を満たしているか審査してもらうことができます(要50ドル)。

また現時点で英語の実力に自信がない人は、「第二言語としての英語(ESL) プログラム」を受講しましょう。ここで一定の水準の英語力を身に着ければ、学部コースの方への入学が可能になります。

【学習方法】どうやって勉強していくの?

日本人

ピープル大学は完全オンラインの大学ですが、勉強はどのように進めていくのでしょうか。学習の流れを簡単に説明します。

オリエンテーションを受けて大学の仕組みを学ぶ

ピープル大学に入学すると、3週間の入学オリエンテーションを受けることになります。このオリエンテーションももちろんオンラインです。オリエンテーションでは、学習システムがどのようなものかなどを学べます。

※オリエンテーションの受講は必須ではありません。

学習内容や課題を確認しオンラインで学習を進める

ピープル大学の授業には時間割がないので、好きな時に学べます。ただし各授業は9週1セットになっていて、1週間ごとにやることが決められています。

よってその期間内(木曜日をスタートとして水曜日まで)にどのように学習を進めるのかを自分で計画する必要があります。例えば、「○○という教材を読むこと」や「○○についての論文を書くこと」などの課題が設定されます。

学生同士で評価をしあう

ピープル大学には、学生同士で評価をしあうシステムがあります。意地悪な人に悪い評価をつけられたらどうしよう…と心配する人もいるかもしれませんね。

不当な評価を付けた学生は自分の成績が下がるという仕組みになっています。最終的には、インストラクターが採点の調整をしてくれます。

相互評価システムでは、自分の課題の質だけでなく、評価の質も見られて全体の評価に反映されます。だからこそ、自分自身も正しい評価ができるように気を付けなければなりません。

試験を受けて合格する

課題をこなして勉強を進め、最終週には試験を受けます。先にも紹介しましたが、ピープル大学の試験には「PROCTORED EXAMS(監督付き試験)」というものがあります。この試験を受けるためには、まず試験管を用意しなければなりません。

必要な単位が取れたら卒業申請をする

自分の学習の進捗状況はポータルで確認できます。卒業に必要な単位が揃ったら、ポータルから卒業申請できるようになります。

みんなの口コミ・評判

魅力がいっぱいのピープル大学

ピープル大学は完全無料の大学というわけではないですが、一般的な大学から考えればはるかに安い学費で授業を受けられます。

日本にいながら海外の大学に入学できるのも魅力的ですよね。入学の時に一定の英語力は求められますが、もし英語力を証明できなければESLを受講する方法もあります。

興味が出てきた!という人は一度ピープル大学のホームページを訪ねてみてください。

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