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看護大学教員になるには?

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看護大学教員になるには?

看護大学教員は毎年定期的に公募するものではなく、不定期に募集されてしています。また、公募がでても採用数が少ないです。

どの大学も少ない採用にたくさんの人が応募するので倍率が高くなります。

以下、大学教員について詳しく説明しています。

⇒看護師専門学校の教員資格を取得できる通信制大学はこちら

大学教員とは?

職階は、下から、

助手 < 助教 < 講師 < 准教授 < 大学教授

以前は、准教授を助教授と呼んでいたりと今とは少し違っていましたが、最新の職階はこのようになっています。

学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学教授の仕事内容は、次のうち一つ以上と定められています。

  • 学生への教授
  • 学生の研究指導
  • 研究

実際の大学教授の仕事は大きく3つ。

「学生指導」「研究をすること」「大学の運営」です。

偏差値の高い大学ほど研究に力を入れていて、そうでない大学は学生指導がメインの仕事になります。

資格

大学教員になるための資格はありません。小・中学校・高校の教員免許に相当する資格や教育実習といったものもありません。

資格はないのですが博士号の学位を持っている人が多数派です。

*博士号の学位は大学院博士課程を修了すると取得できます。
*読み方は「はかせ」ではなく「はくし」。

学位がなくても、大学が教員にふさわしい能力があるとみとめれば大学教員になれます。有名人で一芸に秀でた人が大学教員になっていますよね。

⇒大学教員の資格、D丸号とは?

学歴

学歴は大学院卒がほとんどです。一般に大学院卒といいますが厳密には2つあります。

大学院前期(修士)課程卒と大学院後期(博士)課程卒です。修士課程は2年・博士課程は3年間通います。

*前期課程を修了して後期課程に進学します。
*大学院は卒業ではなく修了といいます。

大学教員の公募条件に『大学院後期課程を修了して、博士の学位をもっていること』といった記載がされていることもよくあります。

ただ、修士の学位の人が大学教員として採用されることもありますので、運とタイミングといったところでしょうか。

年令

大学教員の平均的な学歴が大学院卒なので、20代後半から30代前半から教員生活をスタートさせる方が多いです。

ただし、看護系大学の場合、ナースとして勤務経験後に大学院に進学する方が多いこともあり、他学部より教員スタート年令が高めになります。順調に出世すると、50歳前後で大学教授になれることになります。

勤務する大学により出世条件などが異なりますので一概にはいえませんが、一生、准教授で終わる人もいます。

年収

女性の職業別年収ランキングによると、『1位、大学教授:約1030万円』です。『4位、大学准教授:約810万円』、『6位、大学講師:670万円』となっています。

看護師は16位:470万円なので、看護師の平均年収より大学教員の年収のほうが、高いことになります。

「看護大学教員になるには?」まとめ

看護大学教授になるには?

大学(看護学士) → 大学院(修士) → 大学院(博士) → 大学教員☆

助手 → 助教 → 講師 → 准教授 → 大学教授

大学教員として採用された場合、助手もしくは助教として採用されたます。そのあたりは、大学ごとの判断となります。

大学院進学

専門学校や短大で看護師免許を取得された方の場合は、

  • 大学に入学して看護学士を取得後、大学院に進学される方
  • そのまま大学院に進学される方

両方いらっしゃいます。

大学院は大学を卒業していなくても、大学院が認めれば入学することができます。

短大卒もしくは専門学校卒から、大学院に入学している方は実際にいます。全国一律の基準はないので、各大学院の判断になります。

また、大学看護学部以外の学部から、看護系大学院に進学することも可能ですし、大学看護学部卒から、看護以外の大学院に進学することも可能です。

大学と大学院の専攻は、必ずしも同じである必要はありません。

メリット・デメリット

大学教員のメリット

  • 社会的地位が高い
  • 安定した収入(大学教授の平均年収:1026万円)
  • 副業ができる(本の執筆・講演活動など)

また、最近では女性研究者支援をおこなっている大学が増えています。大学教員は男女平等に働ける職場です。

大学教員のデメリット

  • 少子化で大学数が減る
  • 忙しい
  • 結婚・子育ての両立が大変

女性大学教員や女性研究者は、結婚が早いか遅いか二極化しています。結婚相手は、大学の同級生や職場の同僚が圧倒的に多数はです。

どんな職業でもそうですが、働きながら子育てしようと思うと、だんなさまの協力が不可欠ですよね。

看護大学教員の求人の探し方

JREC-IN Portal/研究者人材データベース

JREC-IN Portalとは、国立研究開発法人科学技術振興機構が運営する求人情報検索サイトです。看護大学に限らず、あるとあらゆる分野の大学教員の求人が掲載されています。

フリーワード『看護』で検索してみたら、100件以上の求人を見つけることができました。

<求人の一例>

大学名:●●県立看護大学 助手募集
仕事内容:学部の老年看護学実習ならびにフィールド実習を担当
応募資格:
(1)看護師免許を有していること。さらに保健師免許を有していることが望ましい。
(2)学位:学士の学位を有すること。(大卒)
(3)看護実践経験:3年以上あることが望ましい。

看護大学の教員の採用傾向として、3年以上の勤務経験と大卒以上の学歴が求められることが多いです。

これが他学部の場合、勤務経験は問わないけれど最低でも博士の学位(大学院卒)でないと応募すらできないケースがほとんどですので看護学部特有になります。

また、学士で採用されたとしても将来的には博士号まで取得する意欲がないと採用は難しいのが現実です。

JREC-IN Portalで見つけた求人に応募する際の3つの注意点

本当に募集しているとは限らない

国公立大学の教員募集は必ず公募します。そのためJREC-IN Portalにはたくさんの国立看護大学の募集が掲載されているのです。

しかし、実は既に卒業生に内定が出ていることがあります。これは応募してみないとわかりません。

非正規雇用が増えている

ここ数年、大学教員の求人は非正規雇用が増えています。これは単に臨時雇用の場合と、長期雇用の前提で最初の数年だけ非正規雇用の場合があります。応募する際に確認しましょう。

給料が掲載されていない

大学は古い体質です。求人募集のサイトなのに具体的な給料が掲載されていません。ネットなどで情報収集するしかありません。

10年ほど前は、採用が決まっても給料がわからないまま就職することがありました。

知り合いは大学への就職が決まった時に、先輩に給料の額を聞いたところ、『大学教員は社会のために研究するもの、お金のことをあれこれいわない!』と激怒されたそうです。

さすがに最近ではそんなことはないので面接時にしっかり確認しましょう。

看護師専門求人サイト

民間の看護師専門求人(転職エージェント)を利用するものいいでしょう。

MCナースネット

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上記の『JREC-IN Portal』では、求人情報が掲載されているだけで、後は自分で求人に募集して、書類審査が通ったら面接に行く…といった従来の転職活動の流れになります。

その点、MC─ナースネット等の看護師求人サイトでは、登録すると担当のスタッフがついて転職のお手伝いをしてくれます。

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MCナースネットではたくさんの求人情報を公開しています。求人検索をフリーワード『教員』で検索すると、12件の看護専門学校の求人を見つけることができました。

私が検索したときは大学教員の募集はありませんでした。看護学校教員からはじめて大学教員へキャリアアップもありです。

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