資格

公認心理師になるには?取得できる通信制大学一覧。

*コロナ禍でスクーリングなしで卒業できる通信制大学が増えました。更新していますが最新情報は大学の資料をご確認くださいませ。

公認心理師とは、心理に関わる国家資格です。精神的に何らかの問題を抱えている人の症状を検査、分析し、相談にって解決方法を考えていくのが公認心理師の仕事です。また、心の健康に関する情報発信も公認心理士の業務の1つとされています。

公認心理師は新しく誕生した国家資格です。取得の条件は厳しく、対応している大学の数はさほど多くありません。

この記事では公認心理師の資格取得条件や、資格取得を目指せる通信制大学について説明していきます。

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公認心理師とは?

公認心理師という資格は、あまりなじみがないという方もいるかもしれません。

公認心理師は2015年に成立した「公認心理師法」をもとにした国家資格です。第一回目の資格試験は2018年に実施されているため、比較的新しい資格といえるでしょう。

臨床心理士とは異なり、一度資格を取得すれば更新の必要はありません。

取得方法

公認心理士になるためのルートを大きく分けると、以下の3パターンになります。

  1. 大学で必要な科目を取得→大学院で必要な科目を取得(受験資格取得)→公認心理士試験合格
  2. 大学で必要な科目を取得→指定施設での実務経験2年以上(受験資格取得)→公認心理士試験合格
  3. 特例措置を使った受験資格取得→公認心理士試験合格

③の方法は、2017年9月15日以前に大学で指定科目を取得していた人や、既に実務経験がある人向けのルートです。

例えば、臨床心理士としてすでに仕事をしている人に、新しい資格ができたから大学に入りなおしてほしいというのは難しいですね。そんな人向けのルートが③なのです。

これから、大学に入って心理学を学ぼうと考えている人は①もしくは②のルートを選択する必要があります。

他の心理資格との違い

臨床心理士との違い

心理学系の資格といえば、有名なのは臨床心理士の資格ではないでしょうか。臨床心理士は公認心理士より数十年先に設立された資格で、スクールカウンセラーや精神科の医師など幅広い分野で活躍してきました。

ただし、臨床心理士は公認心理士とは違い、国家資格ではありません。

臨床心理士は「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」が認定する民間資格で、5年ごとの更新制度があります。

臨床心理士になるためには指定された大学院を卒業する必要があり、資格取得までに長期間勉強しなければなりません。

認定心理士との違い

公認心理士と似た名前の資格に認定心理士があります。

こちらは大学で指定された心理学系の科目を36単位以上取得し、大学を卒業することで取得できます。

公認心理士は、国家資格ではなく「公益社団法人日本心理学会」が認定する民間資格です。取得が簡単なのはメリットですが、その分心理学基礎レベルの実力しか証明できないため、この資格だけで心理学領域の専門的な仕事につくのは難しいと言われています。

公認心理師の資格が取れる通信制大学一覧

公認心理師の資格取得が目指せる通信制大学を紹介します。新しい資格ということもあり、対応している大学は少なめです。

聖徳大学 心理・福祉学部・内部大学院あり
東京福祉大学 心理学部・内部大学院あり
京都橘大学 健康科学部心理学科・内部大学院あり
放送大学※2022年度全科目開講予定
※現時点では開講科目は学部段階のみ

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各通信制大学のおすすめポイントと注意点

聖徳大学 通信教育部 心理・福祉学科

聖徳大学の公認心理士対応カリキュラムは、細かいところまで学生の資格取得をサポートしてくれます。

【メリット】大学院進学のサポートが手厚い

公認心理士受験資格を得るためには、大学卒業後、大学院に進学して指定単位を取得するか、2年以上の実務経験が必要になってきます。

聖徳大学では同校大学院(ただし通学過程)に公認認定心理士受験資格を取得できるコースが用意されているので、大学卒業後、内部進学という形で勉強を続けることができます。

大学院受験対策説明会なども開かれており、「大学のその後」を見据えたサポートが手厚いのが特徴です。

【注意点】実習先は自己開拓が必要

「心理実習」の実習先は、自分で探す必要があります。自宅から通える範囲で、実習生を受け入れてくれる施設を見つけなければなりません。

実習先の自己開拓にあたっては学習オリエンテーションなどでスタッフがサポートしてくれますが、実習を申し込んでも断られる例があるようです。実習への熱意が分かってもらえるようなアピール方法も考える必要があります。

参考URL:https://www.seitoku.jp/tk/lp/k_shinrishi/

東京福祉大学 心理学部心理学科

東京福祉大学ではすべての課程を通信制で勉強し、公認心理士の受験資格を目指したいという人にはぜひ検討してほしい大学です。

【メリット】通信制の大学院が用意されている

東京福祉大学の心理学部心理学科では、公認心理士受験資格に必要な大学の単位を取得できます。

加えて、東京福祉大学には大学院課程も用意されています。

大学院の臨床心理学専攻博士課程前期には「臨床心理士コース」と「公認心理士コース」があり、「公認心理士コース」を選ぶことで大学院で必要な単位も取得できる仕組みです。

大学院は通学課程だけでなく、通信教育課程も選択できます。通信教育課程で学ぶ場合、通学課程より卒業に時間がかかり3年の履修が必要です。とはいえ、通信制大学院は、社会人にとって大きなメリットと言えるでしょう。

【注意点】科目修了試験の回場が少なめ

東京福祉大学の科目修了試験は、伊勢崎・東京・名古屋で毎月1回、他全国7会場で年に6~8回程度実施されます。

都市部に住んでいる人は良いですが、地方住まいの場合は科目修了試験を受験できる会場が遠かったり、試験日程が少ないというデメリットがあると考えられます。

参考URL:https://www.tokyo-fukushi.ac.jp/correspondence/method.html

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放送大学

放送大学は、通信制大学の古株として幅広い分野の学習に対応しています。

【メリット】実習先は放送大学が用意してくれる

「心理実習」では実習先を探す必要がありますが、放送大学の場合は大学側が実習先を確保してくれます。

実習先は首都圏が予定されており、地方の人でも放送大学が用意する格安のセミナーハウスが利用できます。
※新型コロナウィルスの状況によってはセミナーハウスの利用ができないことがあります。

【注意点】全単位開講は2022年度から

放送大学では公認心理士対応の全単位開講は2022年度からになっています。2021年現段階では、資格取得に必要な授業「心理演習」と「心理実習」は未開講です。

【注意点】放送大学だけでは試験受験要件を満たせない

2022年度になって公認心理士向けの全科目が開校したとしても、それは学部段階での話です。

公認心理士を受験するためには大学で指定単位を取得後、大学院に進むか実務経験が必要になります。

現在放送大学では、大学院での科目開設予定はありません。放送大学を卒業した後、他の大学の大学院を受験するか、実務経験を得られる施設に就職する必要があります。

参考URL:https://www.ouj.ac.jp/hp/purpose/sikaku/psychology/assets/pdf/kounin_leaflet.pdf

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京都橘大学 健康科学部心理学科

京都橘大学の心理学科は医療系学部と連携したカリキュラムが特徴的です。

【メリット】幅広い分野で心理学を学べるカリキュラム

京都橘大学では、以下の5領域にわたる授業を展開しています。

  • 臨床心理学領域
  • 社会・産業心理学領域
  • 発達・教育心理学領域
  • 行動神経科学領域
  • 医療と心理領域

特に注目したいのが「医療と心理領域」。京都橘大学は健康科学部の中に心理学科を設立しており、学部内にある他の学科は医療系です。

公認心理士となった後、医療系のフィールドで活躍したい人には興味深い大学ではないでしょうか。

【デメリット】心理実習のハードルは高め

京都橘大学の「心理実習」は、通年科目です。京都橘大学のキャンパスで、年間を通してスクーリングに参加しなければなりません。

また心理実習の学内実習、学外実習は原則平日実施となっています。このような事情から、公式ホームページにも「就業しながらの履修はかなり難しい」という記載があります。

参考URL:https://www.tachibana-u.ac.jp/psychologist/
http://echool.tachibana-u.ac.jp/faq/faq10.html

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