建築士の受験資格を取得できる通信制大学一覧
大学の建築科をでていないけど建築士になりたい社会人必見!
通信制大学は働きながら建築士の資格取得を目指すことができます。
このサイトに掲載している通信制大学はすべて文科省が認めた正規の大学です。
卒業すれば学歴は大卒!もちろん建築士試験の受験資格だって取得できます。
最短期間はあなたの最終学歴によります。
大卒であれば編入することで最短2年!
最近の通信制大学はインターネットを活用した学びができるところが増えています。
つまり、パソコンやスマホで学習できるためスキマ時間を有効活用した学びが可能になりました。
また、スクーリング(通学)のかわりにインターネット動画で授業を受けることもできます。
これだったら、働いて忙しい社会人も建築士を目指して勉強を続けられますよね。
ただし、気を付けてほしいのは通信制大学によって学習システムが異なること。
インターネット学習システムを取り入れている通信制大学は増えているとはいえ、まだまだ限られています。
このサイトではなるべく通学の負担の少ない通信制大学、インターネット学習ができる通信制大学を中心にご紹介しています。
*一切通学なしで建築士の受験資格を取得できる通信制大学はありません。
一級建築士・受験資格
二級建築士・受験資格
木造建築士・受験資格
京都芸術大学通信で2級建築士を取得した体験談

京都芸術大学通信教育を選んだ理由
友人にひとり昼間の通学生がいたので、学祭に遊びにいったとき通信制があることを知った。
別の大学に通学していたが、編入を考えている時期だったので。 通っている生徒や教師陣、授業のユニークさに惹かれて編入を決意しました。
京都芸術大学のスクーリング
月に1-2回程度。
1回のスクーリングにつき(土・日)両日9-18時の10コマで1単位。
年齢層は18歳?65歳まで
卒業するためには
卒業にはレポート提出とスクーリングの2つが必要でした。
レポート提出は1ヶ月に一度、2000字程度でインターネットで提出し、その後単位修得試験を受けます。
スクーリングは一ヶ月に1-2度で都度事前課題と宿題が出ます。建築系の勉強だったので、事前に模型を作成し、授業に持参することが多かったです。
平日は1日に2時間程度、休日は1日に3時間程度図書館で勉強しました。さぼってしまうとスクーリングの直前に課題に追われることも多かったです。
学校の自由な校風、教授とのフラットな関係に大満足
芸大なので、生徒各々が自分の好きなこと・極めたいことに真摯に取り組んでいる校風が、お互いに刺激もしあえて非常に満足できる環境でした。校舎も現代的で、綺麗でした。
他の生徒の方も、社会人をしながら通信に通う方がほとんどだったので、学校での関わりはもちろん、たくさんの職種の方と交流を持てたのは面白かったです。
授業のあとには毎回教授達と飲みにいったり、学外でも友人のように親しくできる関係はとても有意義で楽しいものでした。
模型の課題制作は大変
事前に自分で材料(スチロール板・木材・人形模型・植物など)を調達し、WEB教材の動画を見ながら手を動かして作業をすることが難しかったです。
わからないところは一時停止をしながら作業をすすめましたが、どうしても困ったときはスクーリング時に持ち込んで確認をする、という流れでした。質問したい瞬間にすぐ回答がえられないのは、通信制のつらさだなあと感じました。
自宅のネット環境があまりよくなかったので、動画での授業も音声との時差があったりして不便でした。
京都芸術大学をおすすめする理由
興味がある分野に、よい教授がぴたっとはまればいいですが、合うあわないはあるかと思います。
ただ、単発で単位を選んで取得ができるので、ずっとその教授とつきあわないといけない、というようなことは回避できるので、それは通信制のよさかと思います。
京都の不便な立地にあるので、通学・スクーリングには少々不便です。
私は京都の町並みが好きで、観光もかねて歩くのが好きだったのでマイナスではありませんでしたが、朝のバスは込み合うのは嫌な人にとってはいやかもしれません。
卒業後は洋服販売員から建築事務所に転職
通信制大学で建築・空間デザインを学んでいたので、二級建築士・インテリアコーディネーターの資格を取得しできました。
二級建築士の資格を生かし、かねてから希望していた建築事務所への転職に成功しました。
資格以外にも、CADやイラストレーター、フォトショップといった、様々な関連ソフトの操作も学んだので、実務に直結してすぐに活躍することができました。
卒業後も教授とは仲良くさせてもらっていたので、困ったことがあれば相談できる相手でもありました。
京都芸術大学卒業生 3年生編入 20代女性
愛知産業大学通信で2級建築士を取得した体験談
愛知産業大学建築学部3年生に編入した理由
学ぶことが好きで、社会人になってからも資格をとったり、セミナーに参加したりしていました。
就業上、建築に関わることも多く、スキルアップのため2級建築士の資格を取りたかったからです。
また、大学説明会などに参加し、学費が一番安かったです。
スクーリング
年4、5教科程度のスクーリングは、基本的に3日連続で行われます。全国各地で、週末や祭日、水曜日に行われることが多いです。
受講する年齢層は30代から60代が多く、普段接することのない人たちと交流でききます。
愛知産業大学通信の学習の流れ
基本的にレポートを提出して、全国各地で行われるテストを受けて合格して単位を取得します。
レポートは、図書館やネットで調べたりして制作しました。
教科書はありますが、参考文献も示されるのでそれを見ながらテーマに沿ってレポートを提出しました。
テーマはあらかじめシラバスに掲載されています。
スクーリングは、時間的にタイトですが、対面して授業を受けると、実際に行われた経験を話されるなど、専門家からの話が聞けて面白いです。
初日にテーマを発表、3日目に発表、総括が行われます。
2級建築士の受験資格が安くとれるところに満足
2級建築士の受験資格が得られる大学、専門学校はいくつかありましたが、一番授業料が安価だった点が一番の満足している点です。
スクーリングでキャンパスに行かなければならないので、旅行費や教科書、材料費を考えると少しでも安いところがいいと思ったからです。
大学は自ら学ぶところで、社会人になってから学ぶには時間的、経済的なやりくりが大変です。
愛知産業大学を実際に学んでみて、2級建築士の受験資格を得るために極力無駄を省いた点がとても満足しています。
卒業制作は大変
卒業制作は、建築場所や建築物を自ら設定し、作り上げなければなりません。
まさに0から作らなければならないものを、通信教育という対面型ではない方法で作り上げるのは、様々な困難がありました。
月1回のスクーリングですり合わせやアドバイスをもらい、次月にブラシュアップしてもっていく繰り返しで、途中で心が折れそうになることもありましたが、なんとか自分の作りたいものを表現し、評価されることができました。
適切なアドバイス、ダメ出しをいただきながら作った結果だと思います。
愛知産業大学はこんな方におすすめ
2級建築士の受験資格が必要な方には最適な通信大学だと思います。
必要な教科のみ選択できますし、費用も安価です。
3年次編入もできますし、他課大学を卒業して、社会人になってから2級建築士を取得しなければならない方にお勧めしたいです。
建築をもっと多角的に学びたい、2級建築士受験資格を特に必要ではないという方には少し物足りないかもしれません。
そのときは、京都産業大学などの他の通信大学や専門学校をお勧めします。
卒業後は仕事のスキルアップに活かしました
会社が建築関係の仕事をしているので、2級建築士を取得して今までより多くのことが出来るようになりました。
資格があるのとないのでは出来ることが格段に違います。
国家資格を取得することで、仕事の幅も増え、資格があることでお客様に信頼していただけるようにもなりました。
また、資格手当が出て、給料も増えました。
今は内装関係のみ行っていますが、設計や構造計算など2級建築士が出来るこれらのこともしていきたいと思っています。
30代女性の体験談
建築士試験の合格率
二級建築士の合格率
学科 30~40%程度 製図 50~55%程度
一級建築士の合格率
学科 15~20%程度 製図 40%程度
建築士試験の出題内容
二級建築士
(五枝択一式)
・学科:学科I[建築計画]、学科II[建築法規]、学科III[建築構造]、学科IV[建築施工]
・実技:設計製図
一級建築士
・学科:学科I[建築計画]、学科II[環境・設備]、学科III[建築法規]、学科IV[建築構造]、学科V[建築施行]
・実技:設計製図
建築士
建築士とは?
建築物の設計や工事監理などを行う技術者としての国家資格が建築士です。
資格は1級・2級・木造に分けられ、資格により扱える建築物の規模が異なります。
1級は大型建築物やコンクリート構造建築物。2級はそれ以下。木造は木造の建物のみとなります。
1級・2級ともに難易度は高いです。特に1級は建築業界でも最難関資格の一つです。
建築士の年収【正社員】
平均年齢 49.7歳
勤続年数 15.2年
労働時間 176時間/月
残業時間 10時間/月
平均月収 422,000円
賞与 1,381,500円
平均年収 6,445,500円
労働者数 21,260人
建築士の年収【パート】
平均年齢 64.1歳
勤続年数 6.8年
実労働日数 15.8日/月
1日の平均労働時間 6.6時間/日
平均時給 2,113円
出典:「平成27年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
※平均年収については本統計データを加工して作成(きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額)