図書館司書の国家資格を取得する2つの方法
司書講習(通学)を修了する
大学で取得する(夜間・通信・科目等履修を含む)
このページでは、の取得方法(通信・科目履修生)をご紹介しています。
最短半年で取得できる大学もありますが、おおむね1年から2年ほどで司書をめざします。
入学時に学力テストはありません。
通信制大学・科目履修生で司書をめざすには、大学・短大・専門学校を卒業していること、もしくは大学に2年以上在籍し62単位以上を修得している必要があります。
高卒の方は正科生として通信制大学に入学することで司書資格を取得することができます。
図書館司書の資格を取得できる通信制大学一覧
- 八洲学園大学
(神奈川)
通学不要 教育訓練給付金
- 玉川大学
(東京)
- 帝京平成大学
(東京)
- 明星大学
(東京)
- 法政大学
(東京)
- 聖徳大学/短大
(千葉) 学費が安い 教育訓練給付金
- 近畿大学/短大
(大阪)
通学不要 学費が安い
- 佛教大学
(京都)
- 姫路大学
(兵庫)
詳細ページに移動します。
近畿大学通信教育図書館司書コース(科目履修生)の体験談

選んだ理由の一つ目は、自宅から近く通いやすいことです。
スクーリングの時は朝早くに授業が始まるので、できるだけ自宅から近い大学が良いと感じました。
いわゆる入学試験はなく、必要書類を揃えれば入学することができました。
スクーリング
図書館司書を科目履修生で取得する場合、2科目(計6日)のスクーリングが発生します。(インターネットで受講すれば通学不要)
年齢層は20~40代が多いと感じました。
学習の流れ
入学手続きが完了すると、テキストがまとめて送付されてきます。
少し圧倒されそうになりますが、1科目につき1冊のテキストです。
レポートを書くためにはテキストの内容を理解する必要はありますが、隅から隅まで暗記する必要はありません。
重要なところ、レポートの題材になっている部分を重点的に勉強すればよいです。
科目終末試験が迫ってくると、キャンパス内の図書館を利用して勉強したこともありました。1日あたりの平均学習時間は2時間くらいです。
近畿大学の良い点

授業は分かりやすく、ユーモアを交えて教えてくださいました。
通信教育というと、いわば自分との戦いのような部分もあり孤立しがちですが、スクーリングに参加したことで他の学生と交流することができ、モチベーションが高まりました。
さらに科目ごとの試験については、現地で受けるかウェブ上で受けるかを選択できたので、自分の予定や体調に合わせて選んでいました。
現地受験のメリットは程よい緊張感、ウェブ受験のメリットは自宅で落ち着いて受けられることです。
レポート課題は難しい科目もある
一部の科目についてはレポートの採点が厳しく、何度も出し直ししました。
通学課程であれば直接教員と会話できるので、色々質問することも可能ですが、通信なのでそうもいきません。
先生からのコメントを踏まえてレポートの書き直しをしましたが、どこがダメだったのか釈然としないこともあり大変でした。
決まったフォーマットから質問をすることは可能ですが、もう少し気軽に先生に質問できる仕組みを作ってくれれば、より学習が捗ると感じました。
近畿大学がおすすめの理由は学費が安い!

他の大学に比べて授業料が安いのは大きな魅力です。
たとえ勉強に対する熱意があったとしても、現実問題として高い授業料を払うことは大変です。
近畿大学の通信教育は、たとえ在籍期間が延びたとしても少しの費用を支払えば、勉強を続けられます。
さらに、教育訓練給付制度の対象なので授業料の20%が戻ってきました。会社勤めの人は絶対利用したい制度です。
もう一つのおススメ理由は、設備の整ったキャンパスであることです。キャンパス内の食堂や図書館は通信教育生でも利用できます。
レポートを書くときの参考文献や、息抜きの食事に利用できて助かりました。
視野が広がり自信がついた
図書館司書の資格が得られたので図書館への転職に有利となりました。
大学では年に一回会社説明会を開催しており、参加することで業務内容などを知ることができました。
とは言え図書館職員の求人は倍率が高く、いまのところ転職にまでは至っていません。
しかし通信教育課程で学んだことは有意義で、図書館に対する見方がより広くなり、利用者の目線としても新たな使い方を知ることができました。
現在従事している仕事においても、視野を広げることに繋がり大きな価値がありました。
50歳以上は八洲学園大学がおすすめ

「最短半年」「来校不要」「図書館への就職支援」「授業も試験も全てインターネット」「スクーリング授業は複数日程を用意」「教育訓練給付制度」「50歳以上の方は、学費割引制度あり」。
八洲学園大学の司書資格の資格取得率について2015年9月末日に資格取得をした方のうち、1年以内の資格取得者は全体の62%となっています。
かといって「1年以内に資格取得をしなければいけない」というわけではありせんので、自分のペースでゆっくり司書をめざすこともできます。
学校の図書館で働く司書教諭も目指せます。
図書館で働く図書館司書になるには
司書とは、公共図書館や教育機関等の図書館において、図書資料の選択や発注、保管、貸出業務などを行う専門職員のことです。
司書になるための資格は、司書講習を受講するほか大学・短大で単位を履修することで取得できます。
実際に司書・司書補として働くには、自治体の採用試験を受けて図書館に配属されることになります。